親からのプレゼント

「今から始めよう、相続対策。
まさかは、突然やってくる!」

ぎふ相続診断士事務所の古川です。

 

最近、相続相談を受けていて、
感じることがあります。

いろんな義務が忘れられて、
権利ばっかり主張する、
そんな場面がちょくちょくあります。

 

財産の分け方で、
家族で揉めた末に奪ったお金と、
親に感謝して家族みんなで話し合いながら
譲り合って頂いたお金とでは、
お金の価値がまったく違うように思います。

金額の大小はまったく関係ありません。

感謝して譲り合い分け合ったお金と、
文句を言って少しでも多く取ったお金。

 

もともと、自分のものではないお金。

それが相続の開始によって、
目の前に出現した時、
人の気持ちは変わるんですね。

それは、行き先が決まってないお金。
決まってないから、もらう人が決める。
だから、揉めるのだと思います。

 

最初からあげる人が、
行き先を決めておけば、
何の問題もないような気がします。

 

それも、愛情をしっかり込めて行き先を決める。
親からの最後のプレゼントなんですから。

 

愛情を込めていないお金は、
やっぱり揉め事を起こします。

 

だから、
ちゃんと受け継いでもらいたのであれば、
しっかりと事前に計画しておくことが大切だと私は思います。

この記事を書いた人

古川才智英

中日本自動車短期大学自動車工学科卒業後、某トヨタ系ディーラーに入社し30年間勤務後退社。その後個人事業で自動車販売修理業を始めるが、父の闘病、余命宣告、”死”を目の前に感じた。そして土壇場で焦りながら相続対策をしたことをキッカケに相続業界へ足を踏み入れることになる。郡上市出身、岐阜市在住。