岐阜相続診断士事務所 古川才智英です。
相続診断士の仕事をしていて、
「相続って考えたことないなぁ」
「うちは財産がないから相続は無関係だね」
という声をよく聞きます。
その度に「相続」という言葉は
メディアなどでの露出が増えてきた反面、
まだまだ全くと言っていいほど
理解されていない言葉だなと感じます。
銀行や生命保険会社、または不動産関係や
葬儀関連のお仕事をしている方ですら
理解不足の方が本当に多いこと!
そう考えると一般の方には
まだまだ理解が進んでいないのも
仕方がないことかも知れません。
そもそも「相続」って???
「亡くなった人の財産を、
残された家族が引き継ぐこと」です。
亡くなった人(財産を引き継がせる人)
のことを「被相続人」
残された家族(財産を引き継ぐ人)
のことを「相続人」
といいます。
(ちなみに、生きているうちに財産を誰かに渡すことを「贈与」といい、贈与と相続は似ている部分もありますが明確な違いがあります。)
気をつけなければならないことは、
「相続とは通常、被相続人の全ての財産を引き継ぐ」
ということ。
財産とは積極財産と消極財産のすべてです。
分かりやすく言うと、
プラスの財産(いわゆる遺産)もマイナスの財産(いわゆる借金)も全て引き継がれるのが相続である。
ということです。
誰かが亡くなるとその人の財産の多寡に関わらず、
望むと望まざるとに関わらず、
残された家族は相続劇場の登場人物、
時には主人公となるのです。
それでもあなたは
「自分には関係ない話だ」
と言えるでしょうか?
いつか必ず訪れるその時のために
どう備えることができるか?
その時が訪れてしまったら
どう考えて何をしなければいけないか?
相続診断士として伝えたいこと、
伝えなければならないことを、
これからも発信し続けていきたいと思います。