親の終活について

「親にそろそろ終活を考えて欲しい」
「そろそろ相続のことを話して欲しい」
なんて考えているけど、なかなか子供からは言いづらい・・・
「そんなこと言ったら怒るだろうな・・・」

そう考えながらモヤモヤしている方、
実はたくさんいらっしゃいます。
安心してくださいね、あなただけはなんです。

私のところに相談に来られるほとんどの方が
同じ悩みを待っていらっしゃいます。

私は、父母2人を見送りました。
相続の仕事をさせていただきながら
実際に自分の親の終活、相続を体験してきました。

いろんな角度から見た「親の終活」
泣いたり、怒ったり、笑ったりしながら
親と真剣に向き合ってきたこと、
今から思えば、失敗の方が多かったような気がしますが・・・

これから「親の終活」を考えいる方、
同じ悩みを抱えて頑張っている方に、
少しでもお手伝いができたらいいなと思い
このブログを書いていきたいと思っています。

「親」といっても、父、母、それぞれに問題は違います。
その時その時、いろんな場面、角度からの考え方や思いや感情を
私なりに「終活」「相続」を書いていきます。

まずは、親と信頼関係を築く

実家に帰るのは、お盆とお正月。
電話で話すことはあっても要件だけ話してすぐ切ってしまう・・・

「今年、何回親に会いましたか?」
子供のころは当然のように毎日、顔を見てました。

でも、私は高校を卒業してからは、
実家を離れてアパートに住み始めました。
クルマで1時間もかからない場所なのに。

ひとり暮らしを、してみたかったんです(^^)
 でもその日を境に私は、親と会う回数が極端に減っていったんです。

それからは、年に何回帰ったのかな?
20代の時は、年に2〜3回ぐらいだったと思います。

それが自分が50代にると、当然ように親も80代。
だんだん親が弱くなっていくのが目に見えてわかります。
どんどん小さくなっていく親が、かわいそうに見えてきて…

父が入院してからは、今までの分を返すように毎日会いに行きました。
毎回、顔を出すたび喜んでくれました。
病院にいると話し相手がいないから、よくしゃべります。

昔のことや、家のこと、自分のこと。
入院とかしないといろんなこと話せないのかな、とか考えます。
でも本当は、父はいろいろ話そうとしていたのに、
こちらが聞いてあげなかったように思います。

それまでは、日頃からあまり話をしていませんでした。

関係性修復のコツは?

年寄りは、昔話を何回も何回も同じことを話すので、
そこから逃げていたような気がします。
でも、話を聞いてあげること、それが一番の親孝行なのかもしれません。

でも早くそのことに、気がついたおかげで昔のように
わだかまりなく、話ができるようになりました。

今言えることは、親の話を聞いてあげることで
親子の関係性はグッと上がること。
たまには、我慢して聞いてみましょう。

それからなんです、
ちゃんと「親子の関係」を修復してから
やっと相続の話をしてもいいんです。

それまでは、我慢。
いきなり「相続」の話は禁物です。






この記事を書いた人

古川才智英

「相続のこと誰に相談したらいいかわからない」「何から始めたらいいのかわからない」という相続の準備や手続きがわからなくて悩んでいる人のために、自分自身が相続を体験し、大変な思いをしてきたことや学んできたことを活かして、今、相続を考えいる方や悩んでいる方のお力になり問題の解決が出来れば思い、この仕事を始めました。