机の中から出てきた手紙

「今から始めよう、相続対策。
まさかは、突然やってくる!」

ぎふ相続診断士事務所の古川です。

 

3年前の悲しいお話しです。

私の知人の男性、当時48歳だった方なのですが、
突然くも膜下出血で倒れ、亡くなってしまいました。

 

その知人には、小学生と中学生の
お子さんがみえました。

その方の奥さんは、あまりに急なことで、
気持ちが抑えきれず泣き崩れていました。

なんとも重々しい空気の中でのお葬式でした。

 

その知人が亡くなって1ヶ月。
たまたま奥さんがご主人の机の整理をしていたところ
引き出しの中から奥さん宛の手紙が出てきたそうです。

 

ご主人さんは、
最近頭がすごく痛くなることが多々あって、
病院に行くのですが、いつも診断は、
「原因不明」・・・と言われていたそうです。

そんなことが続いて本人も、もしものことがあったら、
と考えていたのかもしれないですが・・・


出てきた手紙には、こんなことが書かれていたそうです。

「おまえと結婚してよかった、
      ほんとうに幸せです。
          いつもありがとう。」

と書いてあったそうです。

 

奥様はこの「ありがとう」の5文字を見て
本当に嬉しかったし、救われたとおっしゃってみえました。

 

それから、奥さんの笑顔が戻ってきました。
こんな素敵な言葉を、残されていたんですね。

 

エンディングノートには、
もちろん不動産や現預金などの
財産などを記入することも大事なことですが、

大切な人への想い、家族への想いを
書き残しておくこと、

実はこの”思い”を残すことが
エンディングノートの役目だったりすると思うのです。

この一言で、残された家族の気持ちは
救われるのだと思いました。

この記事を書いた人

古川才智英

「相続のこと誰に相談したらいいかわからない」「何から始めたらいいのかわからない」という相続の準備や手続きがわからなくて悩んでいる人のために、自分自身が相続を体験し、大変な思いをしてきたことや学んできたことを活かして、今、相続を考えいる方や悩んでいる方のお力になり問題の解決が出来れば思い、この仕事を始めました。