まさか、母が・・・知られざる過去

今日は、自分の母の相続の書類(戸籍謄本)の取得に市役所へ行ってきました。

その戸籍謄本から、
母の知られざるショッキングな過去を
知ってしまったのです!

実は今年7月に母を見送りました。
2年前に父を見送り、その経験もあったので
葬儀等の流れや段取りは完璧でした。

でも、父の時とはまた違った意味での想いや気持ち、動揺があって正直8月は何も手につかない状態が続きました。
大げさですが、やっと戻ってきたという感じです。

行政手続きなどを少しずつ済ませながら
今日は母の「生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本」というものを、母の本籍地の郡上市へ行き取ってきました。

戸籍謄本は全部で5通ありました。
その中の一つについて説明がありました。

「一回戸籍を抜けて戻ってみえる時期がありますので、そちらの市役所でお取りいただけますでしょうか」

と、職員の方に言われました。
私は何のことかわからず、聞いてみると

「昭和**年に結婚されて離婚されてます。
その間の戸籍はここでは出ないんですよ」

<えっ!?何それ?そんなことあるはずないよ!いい加減なこと言わないで!ちゃんと調べてよ!>

「でも、ここに記載が・・・」

よく見ると、確かに記載されている、母に間違いない。
でも、そんなこと誰にも、一度も聞いたことがない・・・

職員さんに食ってかかったことをお詫びして、
隣町の市役所に向かいました。

でも、母に限ってそんなことはない。
間違いであって欲しいと祈りながらクルマを走らせる。
かなり動揺している自分がわかる。

市役所に着き、事情を説明し戸籍謄本を請求しました。
これ間違ってますね、出ませんよって
言われることを期待しながら待っていました。

でも、しっかり出てきました、戸籍謄本。

結婚、離婚、母が離婚? 母に何があった? なぜ誰も教えてくれなかった? 言えるはずないか、さぞ 辛かっただろうな、誰にも言えないことだったんだろうな。 父はそれを知っていたのだろうか? もし離婚していなかったら私は生まれてきたのだろうか・・・

この結婚では、子どもはいなかったので、
母の相続人は変わらず、姉と私の二人でした。

「離婚」というものについてではなくて、
自分の母親がバツイチだったことを
母が死ぬまで知らなかったことがショックで・・・

こうゆうことってあるんだなって。
いつも私は仕事として、相続相談にお乗りしています。
「本当に相続人は、この他にみえませんか」
などととお聞きしますが、戸籍謄本必要ですね
相談の最初から。
「まさか」は本当にあるんですね。

姉にはすぐ報告しました、
同じ気持ちみたいです。

いまこうやってブログを書いていますが、
ずっと動揺は収まらずにいます・・・

この記事を書いた人

古川才智英

「相続のこと誰に相談したらいいかわからない」「何から始めたらいいのかわからない」という相続の準備や手続きがわからなくて悩んでいる人のために、自分自身が相続を体験し、大変な思いをしてきたことや学んできたことを活かして、今、相続を考えいる方や悩んでいる方のお力になり問題の解決が出来れば思い、この仕事を始めました。