子供が海外に住んでいますが相続のときなにか問題ありますか?

手続きに時間がかかる

まず、遠く離れているので、遺産分割協議などを
話し合う機会がなかなか取れないということがありますね。
帰国を待って、一気に手続きを進めることになります。
何かと時間がかかりそうです。

コミュニケーション不足が心配

実際に会って話すことができないので、
相続人同士での考え方の温度差が出来てしまって
話し合いもスムーズに進まなくなる可能性もあります。

どうしても、電話やメール、LINEとなると
顔を見ていない分、感情が伝わらなくて
誤解が誤解を生んでいく負の連鎖が始まります。

スムーズに進むように遺言書の作成を

日頃から家族間のコミュニケーションを
取っておくことが大事になります。

相続に関することも親の方から積極的に話せるような
関係つくりをしていったらどうでしょうか。

こちらの希望を伝えながら、子供たちの反応を見て
今後のことを考える。

子供たちそれぞれに話をして
要点をまとめながら、終活ノートに書き残しながら
最終的に、遺言書を作成することがいいでしょう。

遺言書は、公正証書遺言で作成して
法的に問題ないものを残してあげることが
相続人、家族の負担が少なくなります。

海外の子供さんにとっても
相続時の手続きの負担がかなり減ることになりますね。

この記事を書いた人

古川才智英

中日本自動車短期大学自動車工学科卒業後、某トヨタ系ディーラーに入社し30年間勤務後退社。その後個人事業で自動車販売修理業を始めるが、父の闘病、余命宣告、”死”を目の前に感じた。そして土壇場で焦りながら相続対策をしたことをキッカケに相続業界へ足を踏み入れることになる。郡上市出身、岐阜市在住。