先日、こんな質問を受けました。
「亡くなった父のiPhoneのパスワードがわからないんで
開くことができず訃報の連絡をしたくて困ってるんですが
なんとか解除出来ませんか?」
「思い当たるパスワードを3つほど入れてみましたが、
失敗しました」
「うーん、難しいですね・・・」
こんな返事しか返すことが出来ませんでした。
「ID・パスワード」 最近はいたるところで、
必ずと言っていいほど、求められます。
自分自身、SNSやアプリ、
サイトなどで使うID・暗証番号・パスワードを
メモ機能に記録してあるのですが
ざっと数えただけでも200以上登録してありました。
本人でさえ覚えていないものもあるのに
他人ではもっとわかりませんよね。
支障をきたさないようなサイトのパスワードならまだしも
お金のからむもの、電子決済やカード、NET銀行やスマホなどは
わからないと本当に困ってしまいます。
今回、お客様からのお電話で
自分もしっかり記録しておくことの重要性を
再確認しました。
スマホのハスワードロック解除
スマホを開くとき、最初にパスワードを入れないと
使えないですよね。
これパスワードロックというのですが、
非常に強力なんです。
デジタル機器の専門業者であっても
簡単に解除できないそうです。
特にiPhoneは10回連続で入力ミスをすると
初期化されてしまうので、何度も安易にロックの解除を
試すことは避けた方がいいでしょう。
あのアメリカのFBIでも、iPhoneのロック解除が
できなかったそうです。
それでも、どうしても解除したいのであれば、
スマホのデータ復旧を検討してくれるところも
あるみたいですが、報酬は20万円〜50万円ぐらい
作業期間も半年から1年かかるらしく
それでも確実に解除できる保証はないそうです。
パスワードの共有
「パスワード」
すごく重要だということは、お分かり頂いたと思いますが
簡単に人に教えておくこともできないですよね。
でも私は、スマホのパスワードは
配偶者と共有していますので、
どちらのスマホも解除できます。
私は、清廉潔白なので(笑)大丈夫です。
一応、スマホは対策できているのかなと
自分では思っていますが。
なかなかそうはいかない方々も
いらっしゃると思いますので
本をご紹介します。
デジタル遺品の対策について
日本加除出版株式会社から出ています
伊勢田先生の「デジタル遺品の探し方、しまい方、残し方」
に詳しく書いてあります。
*「隠し方」についても書いてありますので
よろしければどうぞ!
今日、書き出してみる
今やパスワードの必要なものは、
スマホだけでなく、銀行、カード、SNS等
生活の中でかなり登場してきます。
顔認証や、パスワードの記憶機能で
すんなり入ることができていますが
そうでなかったら・・・
やはりアナログですが、就活ノートやパスワード帳などに
書いて残しておくことが一番だと思います。
そして、そっと机の中に忍ばせておくこと。
できましたら今日やってみてください。
そんなに難しくないと思いますよ。