今日は「世界アルツハイマーデー」です

相続人に認知症の方がいると・・・

「アルツハーマー」といえば、認知症。

相続の手続きをする際に、認知症の方が相続人ですと
通常の方法では対応できない場合があります。

相続が発生したときの遺産分割協議、
これは相続人全員が参加しなければ無効ですので、
認知症の相続人を外して遺産分割協議をすることはできません。

不動産の相続の場合は、
相続人が法定相続分で共有するのであれば
相続人のうちの1人が相続登記の申請することで
相続登記することはできるので、
これは認知症の方がいても相続できます。

預貯金については、
遺産分割協議書が必要です。
この場合、相続人全員の印鑑証明書が必要になるので
認知症の方を外すことは不可能ですね。

認知症などで判断能力の無くなった人がいた場合の対策として
成年後見人制度というものがあります。

この制度を使い、
相続手続きを進めていくことはできますが
実際に今の成年後見制度は、
いろいろと制約あったりや報酬が発生したりと
家族には都合のいいものでは無いようです。

私の母は認知症でした。
父がもしもの時は、色々と問題発生する!ということで
私のとった相続対策は、「遺言書」を父に書いてもらうことでした。

この「遺言書」によって、私たち家族は
スムーズに、カンタンに相続手続きをすることができました。

入院している父に「遺言書」をお願いしたのは
かなり気を使いましたが、父は充分理解してくれたと思います。

やはり相続対策は「元気なうちに!」ですね!
冗談を交えながら話ができる時が一番ですね。

AIでこっそり認知症診断ができる!?

1994年「国際アルツハイマー協会」がWHOと共同で
毎年9月21日を「世界アルツハーマーデー」として制定して
この日を中心に認知症の啓発を実施しています。

認知症は、誰でもがなりうる病気です。
協会は認知症の人を支える様々な活動に取り組まれているそうです。

そんな今日は特別な日ですが、
NTTコミュニケーションズから今日発表された
面白い無料サービスがありましたので、紹介しておきます。


「脳の健康チェックフリーダイヤル」
20秒程度の発話で発話内容と声の質をもとに
AIが認知機能の変化を測定することができるサービス
だそうです。

今日から無償トライアルを開始するそうなので
気になる方はぜひお試しください!

フリーダイヤル 0120-468354



この記事を書いた人

古川才智英

「相続のこと誰に相談したらいいかわからない」「何から始めたらいいのかわからない」という相続の準備や手続きがわからなくて悩んでいる人のために、自分自身が相続を体験し、大変な思いをしてきたことや学んできたことを活かして、今、相続を考えいる方や悩んでいる方のお力になり問題の解決が出来れば思い、この仕事を始めました。