先日の相続相談の方から聞いた言葉。
最近私が受ける相続相談の中でも、
これはけっこうお話の中に出てきます。
「墓じまい」をしたい。
そんな時は、いつもこのことを聞いています。
『なぜそう思われたのですか?』
『お墓を守ってくれる人が近くにいない』
『子供たちに迷惑をかけたくない』
お墓を、そんなことでしまっちゃって、いいんですか???
そう思いませんか?
今の「私」がいるのは、父母がいたから。
父母がいるのは祖父母がいるから。
祖父母がいるのは、曽祖父母がいたからです。
子孫のために一生懸命生き抜いてきた先祖が
いたから今があるのだと思います。
先祖に感謝をすることを忘れないために
お墓はあるような気がします。
それをずっと先祖は守ってきたんだと思います。
それを今、勝手に無くしちゃっていいんですか?
とお聞きします。
「墓じまい」ではなく、今の家のお近くに
引っ越すこともできるのではないですか。
そんなことをお話しします。
お墓は先祖に感謝を伝える心の拠り所だと思います。
何か、あまりにも簡単に
お墓を無くしてしまうことが
当たり前のように思われています。
無くしてしまったものはもう帰ってきません。
少し踏みとどまって考えてみませんか。